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2007.11.05

恩田陸さんの『夜のピクニック』つい最近読んだ本で、久々にほのぼのした作品がありました。
とても有名な作品のようですので、ご存じの方も多いかと思いますが、恩田陸さんの『夜のピクニック』です。高校の「歩行祭」を舞台に繰り広げられる人間模様が"吟味された言葉"で描かれていて、久々にほのぼのとした懐かしい気持ちを味わいました。

例えば、同じ出来事を文章にして書く場合でも、人によってそれぞれ言葉のチョイスが異なります。そして、どの言葉を選ぶかによって、文章が面白くもなったり、文章に作者の特長が出たりもします。『夜のピクニック』では、恩田さんが選び抜いたであろう言葉がふんだんに使われていて、その"選ばれた言葉"にとても共感がもてます。そこにプロの力量を感じるとともに、わたしも言葉をよく吟味して文章を書くようにと改心した次第ですw。

「プロの力量」といえば、『夜のピクニック』の題材の選び方にもそれが当てはまります。例えば、何か小説などを書こうと思った場合、様々な場面展開を想定して、面白い出来事や豊富なエピソードを準備しなくては、と大きく構えがちになります。(ハリウッド映画的な目眩く場面展開を想像してしまいます。)でも、筆力のあるプロたちにはそんなものは必要なく、『夜のピクニック』のような高校のちょっとしたイベントという題材(素材)だけでも1冊の面白い作品をつくりあげてしまうわけです。実際わたしがその題材だけで書こうと思っても、5ページくらいで終わってしまいそうですw。そこがプロとアマの決定的な違いと言うことですね。
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