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2007.12.26

奥田英朗著の『空中ブランコ』いま、奥田英朗著の『空中ブランコ』という本を読んでいます。
正直、あまり期待してなかったのですが、思いのほか面白かったので紹介しておきます。

この本はいくつかの短編で構成されていて、すべての短編に精神科医の伊良部が登場します。各短編の構成はだいたいどれも同じで、「精神的なプレッシャーから、今までできたことが急にできなくなった患者が伊良部のもとを訪れ、伊良部の言動をきっかけに立ち直る」という話になっています。ある意味、水戸黄門のように、読み始めの段階で話の展開は見えているのですが、わかっていても、それを面白く読ませる著者の筆力に驚かされます。よく面白い本は"登場人物それぞれの個性が際立っている"と言われますが、この本は、精神的に悩む主人公と精神科医・伊良部の人物像がしっかりと描かれていて(あと看護婦のマユミちゃんもですねw)、その2人(3人?)のやりとりがこの本の"読みどころ"となっています。

#せっかくなんで、精神科医・伊良部シリーズの前作『イン・ザ・プール』も読んでみようかと。
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