2009.06.02

『功名が辻』司馬遼太郎著『功名が辻』を謹読中。

最近は歴史小説を読み返すことが多いのですが、その中でも『功名が辻』はかなり好きな部類に入ります。
まだ2巻目半ばなのでこの先なんとも言えませんが、信長→秀吉→家康あたりの時代はやっぱり面白いですね。

いまの世の中を考えてみたときに、仮に西暦3000年くらいになって、西暦2000年頃の歴史小説を書こうと思っても、戦国時代のようなオモシロネタってあまりなさそうですよね。。

「2008年リーマンショックで会社が次々に倒産。麻生総理が高速道路1000円を打ち出した・・」なんて小説、どうなんでしょうかねw

Photo: Canon Eos Kiss X2 + TAMRON SP AF 17-50mm F2.8 Di II × Adobe Photoshop CS4

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2009.02.12

水野敬也著「夢をかなえるゾウ」今頃?感もありますが、水野敬也著「夢をかなえるゾウ」を読みました。

感想としては、「なるほどね。」の一言。決して新しいことを言っているわけではないのですが、とにかく偉人を例に出して、その人の成功体験から導いた成功法則を物語風に纏めていく。その"纏め方"にオリジナリティがあり、かつ"纏めるチカラ"もかなりあるとお見受けし、とても面白く読み通すことができました。
そしてそのストーリーを追いながら、「なるほど。確かにそうだよね。」と何度となくつぶやいた気がします。

いままで色んな自己啓発本を読んできた人がこの本を読んでも、何も変わらない気がしなくもありませんがw、これから社会に出る人、この手の本をはじめて読む人、にとってはそれなりに効き目があるのではないかと思いました。(わたしも、あまり効き目のない方ですかねw)

#ところで、表紙のゾウ(ガネーシャ)のイラストがウチの子に大受けでした。表紙をパッと見せると、ニヤッと笑いますw
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2008.11.07

大列車強盗 マイケル・クライトン地味にショックなニュース。

「ジュラシック・パーク」の作家、マイケル・クライトン氏死去


何気にマイケル・クライトンの作品は全部読んでいるので、もう読めないのかと。とても残念です。
ただ、最近の作品『NEXT』などは、"社会への警告"的な側面が強すぎて、メジャー作家になってそういう方向に進んだのねと、少し残念に思っていました。

昔の作品で言えば、『ジュラシック・パーク』 や『スフィア―球体』 などのメジャーどころも面白かったのですが、一番どれが面白かったかと聞かれれば、それは『大列車強盗』かと。
強盗計画の精緻さや大胆さが際立っていて、読了後に唸らされた記憶があります。もう一度読んでみようかな。
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2008.11.05

なるほど、と思わせる記事。

音楽業界も刷新するiPhoneアプリ
好きなバンドがiPhone向け(あるいは『Android』向け) のアプリを用意していたら、対応機種をもっている人はダウンロードすることだろう。バンド側は、バンドの名前を冠した、悪意のない「トロイの木馬」をファンの携帯電話に送り込んでいるようなものだ。一度ダウンロードされれば、こうしたアプリはファンに手元に置いて欲しいコンテンツを送り込み、新たにかき立てられたバンドへの興味をセールスへとつなげる容易な手段となる。
しかし、よくよく考えてみると、iPhoneやAndroidがなかった時代でも、パソコンへもケータイへもアプリ提供はできたわけで、考え方としては決して目新しいわけではない気がします。
それでも、新しい価値が生まれたように思えるのは、これまでのケータイを取り巻く環境に、iPhoneやAndroidという新しいガジェットが変化をもたらしたからなんでしょうかね。(参入障壁が低くなった、"ストア"が生まれた、・・などなど。)

Apple Store(Japan)
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2008.07.18

わたしがrssで購読しているブログの中に、品川blogがあります。
そのブログの中で、品川さんが書かれた本『ドロップ』にまつわる話がちょこちょこ出てきます。(ちょうど今、ドロップの映画を撮っているようです。)
ブログを読んでいるうちに、ちょっと興味が出てきましたので、原作の『ドロップ』を読んでみることにしました。

読んでみた感想としては、主人公"ヒロシ"の言動に、ご本人が実際にテレビなどで見せる鋭い切り返しやツッコミが如実に投影されていて、そういった主人公の"頭の切れのよさ"が小気味いい作品だなと思いました。

無理のないストーリーで、文章もとても読みやすいので、不良青春ものが嫌いじゃない人にはオススメです。

#『ドロップ』を読み終えたあと間髪入れず、奥田英朗著『東京物語』を読みはじめ、つい先程読み終えたのですが、こちらはさすがにプロの仕事。普段の生活を描いているだけでも、奥田英朗が描くと、どうしてこんなに面白くなるんでしょうかねー。ほんと不思議です。
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2008.07.02

雫井脩介著「クローズド・ノート」を読みました。
この作品は、ケータイ小説として有名で、沢尻エリカ主演で映画化もされています。

ケータイ小説と聞くと「女子高生向け?」などと偏った見方をついしていまうのですが、作品としては、私のようなサラリーマン風情でもw、次のページをめくるのがもったいないくらい楽しませてもらいました。

作品の結末はある程度中盤くらいで予想がついてしまうのですが、それでもハンカチなくしては読むことができない場面が終わりに控えています。中盤から終盤にかけて繋げていく場面設定や盛り上げ方がとても自然で、読了後も、「あれ?」などと思うことなく、気持ちよく終われる作品といえそうです。

もちろん終盤もよかったのですが、個人的には、序盤の"主人公が万年筆売り場で奮闘するシーン"が結構気に入りました。いろんなブランドの万年筆やその特徴が語られるのですが、それを聞いてると、だんだん万年筆が欲しくなってくるのです。
作品中にも書かれていましたが、"道具にこだわる"って、やっぱり人間味のある行為ですよね。
人生一度は、一切の妥協なく、こだわりの道具で身の回りを固めてみたいものですw
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2008.06.04

いま読んでいるアダム・ファウアー著『数学的にありえない』という本の中で、以下のようなことが書かれていました。
とある動物園で、飼育係がゾウの足の1本に細いロープを結んでいた。これは、ゾウが勝手にどこかへ行ってしまわないように、リード代わりに使われているのだ。
その様子を見ていた子供が、こんなことをつぶやいた。「あんな細いロープ、あんなに大きいゾウだったら簡単に引きちぎっちゃうよ。」
実際、ゾウにしてみれば、細いロープなど引きちぎるのは簡単なのだが、決してゾウはそれをしようとはしない。なぜなら、ゾウは生まれたときに、頑丈な鎖を足につけられ、「どうあがいても足に巻き付いた鎖を解くことはできない」ということを身をもって教えられるからだ。
その固定概念は大人になっても生き続ける。だから、足に巻き付いているロープは決してちぎれないものだと思いこみ、ちぎってみようと思うことすらしなくなるのだ。

これは人間も同じだなと。「できない」という思いこみが、本当はできることでもできなくしてしまう、ということが結構あるように思います。逆に言えば、なんでも「できる」と思いこめれば、できることが拡がるんだろうなと。

「"できる"と心から思いこむ」というのは一種の才能みたいなものですが、そんな才能のないわたしも、「難しいんじゃない!?」という口にしがちな言葉をぐっと堪えて、「できる」と思いこんでみたいものだと思ったのでした。(←でも実際それをやるのは結構難しいなぁ、とふと思ってしまった時点で、すでに実現は難しそうですw)




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2008.05.15

チーム・バチスタの栄光海堂尊氏のデビュー作『チーム・バチスタの栄光』を読み終えました。
ストーリーを振り返って単純化してみると、とくに驚きの連続!というストーリー展開ではありませんでしたが、病院の中で繰り広げられる人間対人間のやりとりがとても臨場感があって、人間ドラマとしての面白みがあります。
とりわけ登場人物のキャラクターが非常に立っていて、神経内科の田口、天才外科医の桐生、厚生労働省の白鳥、などなど、読了後でも読み返さずに名前がどんどん出てくる作品というのも珍しいのではないでしょうか。映画化されたのもうなずける感じです。

ところで、昔から"天才外科医もの"ってなぜか惹かれますよね。ドラマでは「白い巨塔」や「医龍」であったり、漫画でも「ブラックジャック」や「スーパードクターK(←懐かしいw)」、あと、最近テレビのドキュメンタリー番組でも「日本の名医」とかいった特集がよく組まれていて、ついつい見てしまいます。
"天才○○"と言われる職種は数あれど、"命を救う仕事"にはやはり特別な憧憬を抱くものなんでしょうかね。

#この本を読んでいる途中、「厚生労働省の白鳥」が『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』の伊良部一郎に思えて仕方ありませんでした。まだ両方読まれていない方は、ぜひ伊良部と白鳥を比べてみてくださいw
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2008.05.04

エリック・カール展に行ってまいりました。
エリック・カールと言えば、「はらぺこあおむし」という絵本でその名が知られていますが、それ以外の作品も数多く展示されていました。

切り絵と絵の具とクレヨンと多彩な表現手法を組み合わせた、色彩豊かな作品を見て回ると、そこはやはり”天才”のなせる技だなと思わざるを得ず。
会場では、その天才の制作風景が映像で流れていたのですが、それがまたすごい。トレーシングペーパーに下書きして、事前に色を付けた布みたいなものを選んで、それを下書きにあわせてカッターで切り抜いて、それにニスを塗って、カンバスに貼付けて。と、その作品の作り方にも驚きましたが、何気なく下書きして、何気なく生地を選んで、何気なく切り抜いて、何気なく貼付ける、という何気なさに光るセンスというか、何気ないけど絶対に真似できない感じがすごいなと。

あらためて家にある「はらぺこあおむし」を見直してみると、なんか1枚1枚がより貴重で大切な作品に見えてきました。
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2008.04.22

昨日、お風呂につかりながら、奥田英朗著『サウスバウンド』を読み終えました。

奥田英朗著『サウスバウンド』『サウスバウンド』は2部構成になっていて、第1部は、中野を舞台に、主人公である上原二郎の小学校生活が中心に描かれています。そして、第2部は、沖縄県の西表島を舞台に、上原一家の新しい生活が中心に描かれています。
この作品のうまいところは、この作品構成にあり、第1部で「中学生からのいじめ」や「偏屈な父親への不満」などストレスのたまる現実社会(特に"中野"という舞台がより現実感を与えています)を読者に見せたかと思ったら、一気に第2部で、沖縄の南の島に舞台を移し、現実離れした開放感を読者に突きつけます。
その「溜まっていたモノが一気に吐き出された感じ」がとても気持ちよく、南の島での体験を上原一家と共有しながら、爽快な気分にさせてくれる作品となっています。

南の島にいきたくなりましたw。ほんとに。

#「サウスバウンド」は映画にもなっています。上原一郎は「豊川悦司」(←なるほど)。上原さくらは「天海祐希」(←そうきたか。)。という感じですw
どう映像化されているか、気になってきましたので、一度見てみます。
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2008.02.20

雫井脩介著『火の粉』読み始めてから一気に読み終えてしまった作品を紹介しておきます。
雫井脩介著の『火の粉』です。

この本のおもしろさは、プロット展開や物語の雰囲気作り、人物描写などがすべて"映像的"なので、場面の情景が容易に想像できたり、場の雰囲気を肌で感じられる点だと思います。物語全体に流れる"薄ら寒い"雰囲気を味わいながら、ついつい次の展開が気になって、最後まで読んでしまう作品と言えます。
結局主人公が誰なのか定まらず(雪見?)、感情描写も少なめなので、けっして人間ドラマ的ではないのですが、物語の展開だけでも"映画的な楽しみ"ができるんじゃないかと思います。

おすすめの1冊ではないかと。
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2008.01.31

米Amazon 電子書籍リーダー「Amazon Kindle」ここ何年か、「eBook」の話題がちらほらと聞こえてきます。
米Amazon.comが電子書籍リーダー「Amazon Kindle」を発売したり、日本でもNintendo DS用ソフト「DS文学全集」が話題を呼んだりなど、少しずつ"本のe化"は進んでいるようです。
個人的には、"紙の本"で事足りているので、eBookの"よさ"があまり理解できずにいましたが、1つ、eBookの方がよいんでないの?という点を発見しました。

いま、真保裕一著『黄金の島』という本を読んでいるのですが、この本の中で、主人公の修司とベトナムで知り合ったベトナム人の何人かで、小さな船を準備して、ベトナムから黄金の島「日本」を目指して航海の旅に出ます。当然のように、航海の途中では("航海もの"のマストアイテムである)嵐に遭遇して、壮絶な海との戦いを繰り広げるわけですが、そんなこんなで、本も終盤にさしかかり、読み残したページが残り数十ページになった今でも、まだ海と戦っています。「もう少しで終わり」ってことは、「この本、海の場面で終わるな。」「結局、日本に着かないっぽいな。」「日本についても日本での展開はないな。」といった"余計な"想像が自然と働いてしまうことに気付きました。

本来、作者としては、ストーリーのなかで場面を盛り上げたりなどの展開の起伏をつけているわけで、「あともう少しで読み終わる」といった本の進み具合で勝手に「そろそろ展開も終盤だな」といった推測をされるのは本意でない気がします。でも、紙の本で読んでいる以上、進み具合は知りたくなくても分かってしまいます。

そこで、eBookです。eBookならあとどれくらい残っているか分からないようにできるような気がします。eBookで残りのページ数を気にすることなく読むことができれば、その本本来のストーリー展開を楽しめるのではないかと。
ということで、eBookに一票。
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2007.12.26

奥田英朗著の『空中ブランコ』いま、奥田英朗著の『空中ブランコ』という本を読んでいます。
正直、あまり期待してなかったのですが、思いのほか面白かったので紹介しておきます。

この本はいくつかの短編で構成されていて、すべての短編に精神科医の伊良部が登場します。各短編の構成はだいたいどれも同じで、「精神的なプレッシャーから、今までできたことが急にできなくなった患者が伊良部のもとを訪れ、伊良部の言動をきっかけに立ち直る」という話になっています。ある意味、水戸黄門のように、読み始めの段階で話の展開は見えているのですが、わかっていても、それを面白く読ませる著者の筆力に驚かされます。よく面白い本は"登場人物それぞれの個性が際立っている"と言われますが、この本は、精神的に悩む主人公と精神科医・伊良部の人物像がしっかりと描かれていて(あと看護婦のマユミちゃんもですねw)、その2人(3人?)のやりとりがこの本の"読みどころ"となっています。

#せっかくなんで、精神科医・伊良部シリーズの前作『イン・ザ・プール』も読んでみようかと。
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2007.12.12

宮部みゆき『誰か』いま、宮部みゆき著の『誰か』という本を読んでいます。
もう少しで終わりそう、というところまで読んでいますが、途中まで読んでいて思ったのが、この本の主人公の杉村三郎は私より2歳しか歳が違わないのに、話す内容がとても"しっかりしている"ということです。読み進めながら、実際自分がこの場面でこの発言がすんなりできるかな(私ならできなそうだな)、なんて箇所がいくつもあります。この本の中の発言ではないのですが、例えば「この度は突然のことで、さぞかしお力落としのこととお察しいたします。」みたいなことを、この主人公はさらっと言ったりするのですが、わたしだったら言葉に気持ちが入らなそうで、白々しく棒読みになりそうな気がします。(しかも噛みながらw)
もちろん本の世界であるから、少なからず文語調になっているところはあるかも知れませんが、やはり一社会人として、「こういう時にはこの言葉」という"決まり文句"くらいはさらっと言えなくてはいけませんね。

お葬式では。
『この度はご愁傷様でした。』

雨の日のスピーチの最初では。
『本日はお足元の悪い中、わざわざお越しいただき、誠にありがとうございます。』

美容院では。
『後ろは短めに、横は耳に軽くかかる感じで。前髪は目にかからない程度に。』
→これは私の常套句ですw
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2007.11.21

宮部みゆき『模倣犯』いま、宮部みゆきの『模倣犯』を読んでいます。それについていま言いたいことは、「とにかく本が分厚い!」ということです。読んでも読んでも終わらない気すらします。調べてみると、上巻が721ページ、下巻が701ページで、計1,422ページもあります。ちょっとした辞書のようですw。(しかも2冊。)
ともかくも、ここまで精緻に書き込まれた本は中々ないなと感心しながら、いま下巻の途中を読み進めているところです。

そもそも、なぜいま『模倣犯』を読んでいるかというと、先日、『模倣犯』の映画を何かで観たときに、映画の後半で主犯の"ピース"を演じる中居くん(SMAP)の頭がロケットのように空中に飛んで死んでしまう場面があり、「なぜ現実世界の話が、急に非現実の話になってしまうのか?」「原作ではどう描かれているか?」という疑問がふつふつと沸き起こった結果、いま読むに至ったわけなのです。

いまの時点では、まだその場面には到達していなので真相は分かりませんが、きっと映画を観たあとの"あの落胆"は無いだろうと期待して読んでいます。

そういえば、"原作より面白い映画"って、あまり聞かないですよね。そんなもんですか。。
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2007.11.06

よく映画の宣伝とかで、「衝撃のラスト。あなたはこの結末に驚愕する。」なんて売り文句があります。
しかし、そんな風に事前予告されると、見ていてもつい身構えてしまって、話の途中にいろいろと勘ぐってしまったり、自分なりの推論を働かせるなどして、純粋に作品を楽しめなくなることは想像に難くありません。しかも、ハードルが高まった分、それを越えるほど意外なラストがない限り、「な〜んだ。」ということになってしまいます。
宣伝の役目としては、その宣伝で興味を引かせて見に来させたんだから、それでいいんじゃないの。という理論も成り立たなくはありませんが、はじめから見に行こうと決めていた人にとっては、余分な事前情報は少なければ少ないほど作品を楽しめるのだと、わたしは思います。(よくテレビ番組のはじめとかに、これから始まる番組のダイジェストとか見所とかを流したりしますが、あれを見るとイライラします。「こんなことしなくても、見ますから。チャンネル変えたりしませんから。」と思ったりしますw。)

※東野圭吾著『容疑者Xの献身』をまだ読んでなくて、これから読む予定の人は、以下を読まないほうがよろしいかと。

東野圭吾著『容疑者Xの献身』話を戻しますと、昨日読み終えた東野圭吾著『容疑者Xの献身』には、よい意味で裏切られました。まさか、"衝撃のラスト"があるとは思っていなかったので、急に飛んできたパンチを正面から受けた感じです。もし、これが事前に「どんでん返しがあるよ」と教えられていたら、いろんな意味で勘ぐってしまい、結果的に、"ガリレオ先生"湯川学の名推理がこれほど威力を発揮しなかったと思います。と、ここでこの本にどんでん返しがあることを書いてしまっては、まだこの本を読んでない人に余計な情報を与えることになってしまうことに気づきましたので、この文章の上に注釈を入れておきましたw。

#そういえば、松本人志さんも映画『大日本人』の告知をするにあたり、あえて"見所を見せない"ようなCMをつくったと聞いています。
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2007.11.05

恩田陸さんの『夜のピクニック』つい最近読んだ本で、久々にほのぼのした作品がありました。
とても有名な作品のようですので、ご存じの方も多いかと思いますが、恩田陸さんの『夜のピクニック』です。高校の「歩行祭」を舞台に繰り広げられる人間模様が"吟味された言葉"で描かれていて、久々にほのぼのとした懐かしい気持ちを味わいました。

例えば、同じ出来事を文章にして書く場合でも、人によってそれぞれ言葉のチョイスが異なります。そして、どの言葉を選ぶかによって、文章が面白くもなったり、文章に作者の特長が出たりもします。『夜のピクニック』では、恩田さんが選び抜いたであろう言葉がふんだんに使われていて、その"選ばれた言葉"にとても共感がもてます。そこにプロの力量を感じるとともに、わたしも言葉をよく吟味して文章を書くようにと改心した次第ですw。

「プロの力量」といえば、『夜のピクニック』の題材の選び方にもそれが当てはまります。例えば、何か小説などを書こうと思った場合、様々な場面展開を想定して、面白い出来事や豊富なエピソードを準備しなくては、と大きく構えがちになります。(ハリウッド映画的な目眩く場面展開を想像してしまいます。)でも、筆力のあるプロたちにはそんなものは必要なく、『夜のピクニック』のような高校のちょっとしたイベントという題材(素材)だけでも1冊の面白い作品をつくりあげてしまうわけです。実際わたしがその題材だけで書こうと思っても、5ページくらいで終わってしまいそうですw。そこがプロとアマの決定的な違いと言うことですね。
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2007.09.21

天使と悪魔少し前に読んだ『パズル・パレス』に続いて、ダン・ブラウン第2弾。『天使と悪魔』をいま読んでいます。
「宗教と科学」をテーマに、あの『ダ・ヴィンチ・コード』の主人公ロバート・ラングドンがヒロインとともに数ある謎を解明していくという、とても映画化しやすそ〜な作品です。(おもしろいですよ、もつろんw。)
で、ちょうど今朝の出勤途中に読んだ箇所で、教皇侍従(カメルレンゴ)が「宗教と科学」について一席ぶつ場面があるのですが、それがなかなか説得力のある言葉で語られていて、宗教心の薄めな私でも納得させられてしまいました。もちろん物語中でも、それを聞いていたたくさんの聴衆が感銘を受けるわけなのですが、実際に作者の立場に立ってみると、聴衆が感銘を受けるという設定を決めた時点で、感銘を与えるだけの"言葉"を(何もないところから)捻り出さなくてはならないわけで、そのハードルというのは想像以上に高く、それをやってのけるダン・ブラウン、というか作家さんというのは、"違う次元にいる人たち"なんだなと思ったりしたのでした。
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2007.09.05

いま、『パズル・パレス』という本を読んでいます。作者はあの『ダ・ヴィンチ・コード』で有名なダン・ブラウン。何とはなしに手に取った本でしたが、アメリカとスペインという2つの舞台を交錯させたスピーディーな展開で、読む者を唸らせます。
ところで、物語中に「エンセイ・タンカド」というIQ高めなプログラマーが出てくるのですが、途中でタンカドが日本人だと判明します。そんな名前あるかいっ、と思ったけど、適当に漢字当ててみると「まぁ、いるかも」なんて思いました。→ 端門 延世

とくかく、まだ最後まで読んでいないので、最後の展開が楽しみなところです。
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